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連鎖の始まり。

2010年09月23日 23:30

本来なら 旅たつ予定だったこの日の朝、
母から 電話が来た。
きっと 私たちが 旅立つ前に 電話をして来たのだろう。
でも それは『ついさっき 祖母が亡くなった』との 知らせだった。

そんな事、考えてもみなかった私は 
『 なにそれ? 』 と 理解が 出来ずにいた。

つい先週、会いに行った際、病院で 本来の元気は なかったけれど
次回、帰国した時も 会いに来れるかな。 と 心の中では 思っていた。
末期癌だとは 知っていたけれど それが 発見されて 1ヶ月。
その急変ぶりに ただただ 唖然とするばかり。

すぐに 明日のフライトを もう一日延ばし 祖母のもとへ行く事にした。
お通夜や葬儀には 出席できないけれど せめて 最後のお別れをしに。

急な出来事で あたふたしながら 一泊分の荷造りをし 新幹線に乗る。
今日も 富士山は 雲に隠れて 見えなかった。
数時間後、きれいに寝かされた 祖母に会う。
穏やかに 眠っていた。

不思議と 涙は出なかった。
人それぞれ 人の死に対する 感情の表し方や 受け方は 違うんだな。と
我ながら 客観的に 自分の感情の揺れや 表現の仕方を 見ていた。

祖母の人生は 祖母にとって どんなものだったのだろう。
今まで がんばってきて やっと ゆっくり できるのかな。

きっと まだ 近くにいたであろう 祖母の魂は 
今 どんな風に この光景を 私や私の家族を みているのだろう。
死とは いったいなんだろう。

いろいろな事が 頭をよぎる。
でも やっぱり 不思議と涙は 出なかった。

あぁ これで 祖母は 苦しまずに 悲しい思いをせずに 済むんだな。と
漠然と思った。

死ぬって どういうことなんだろう。
もう 祖母が あの くしゃくしゃの顔で へらへら笑う事もないんだな。
いろいろな事があったけれど 祖母の 笑っている顔だけは
忘れないようにしよう。と 祖母の横顔を 眺める。

最後に 病室を出た時と 同じように 心の中では
ただただ『 ありがとう 』の 言葉が 繰り返されるだけだった。
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