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穏やかな朝。

2010年09月25日 23:47

朝、4時半すぎ、隣の部屋で 叔母が 叫ぶ声で 目が覚める。
『(祖母のニックネーム)が 亡くなってるよー!!!!!! 』

姫を 揺り起こし すぐに 祖母の部屋に 行く。
叔母は 祖母の顔を触り、『死んじゃったの? 起きろ、起きろー』と
揺さぶっている。 

姫と3人で まだ 温もりのある祖母の手を握る。
泣き崩れそうな叔母と姫と 3人で グループ・ハグをし
叔母の 今までの看護の労をねぎらう。

つい20分ほど前に 確認した時は 祖母は 息をしていたらしい。
ベット脇にある ベイビー・モニター(ラジオ)が ツーっと言ったので
おかしいと思って 見に来たら 息をしていなかったらしい。

きっと 祖母が 教えてくれたんだ。
そんな事って 本当に あるのね。

それから 数時間、お医者さんや 葬儀場の人々が 
早朝から 出入りし ばたばたと 過ぎて行く。
看護婦さんたちは ともかく、葬儀場の人まで 
朝の5時過ぎから やってくるなんて 驚いた。 

葬儀場の人は 宗教色もなく 静かに 家族だけで 自分の家から
送って欲しいと言う祖母の意向に やや 驚きを隠せないようで
その上、常識的な慣習?について
何も分かっていない 叔母達と私に かなり 戸惑っていた。

あまりにも 噛み合ない 私たちと 葬儀場の人の会話が 妙に おかしくて
不謹慎にも みんなで 思わず 大笑いしてしまったくらい。

そうこうするうちに 祖母は きれいに服を着せてもらう。
介護用ベットが 今日のうちに 引き取られるので 
叔母のベットに 祖母を 移す事にした。

ここで 再び、死が 怖い私は 自分の寝るベットに 
数日でも 亡骸を 安置するの? と 戸惑いを隠せなかった。
でも 他に 疑問に思うものは 誰一人いなかった。

きれいにベットに安置され ドライアイスで保冷され 
祖母は 穏やかに 笑っているように見えた。

午前中、親戚が 集まって来て 
一世紀近い祖母の人生を振り返り、みんなで 泣き笑いした。  

そして 午後は 静かになる。
家族葬を望んだ祖母は 誰にも知らせず 家から送る。
二日間は 家で 過ごし 明後日 火葬となる。

こういう風に お坊さんも神主さんもなく 見送るのは
常識はずれなのかもしれない。 
でも 家族は 故人の意向に添い、静かに 祖母と過ごす。

なんだか 不思議な光景だった。

それにしても 私の祖母の2日後に 今度は 姫の祖母。
そんな偶然ってあるものか。

そして 今日のフライトも 延期する。
数日前に 姫が 旅行の予定を 変更しなければ、
2人の祖母の最期に いることはできなかった。 
だから きっと あれは 必然だったんだ。

姫の祖母は老衰で 頑張って 頑張って ここまで 生きた。
最後は 水分しか取れず、お腹いっぱい食べたいと言っていた。
今頃、お腹いっぱいになるまで 食べられているかな。

昨夜、一生懸命 姫に話していたのも 何かを感じていたのかもしれない。
2人の祖母達が 旅立つ前に まるちゃんに 会わせる事ができたのが
せめてもの救いだと思った。

あの強かった祖母が 亡くなるなんて いくら老衰でも
簡単に 受け入れるのは 難しかった。 

祖母と初めて会ったのが 15年前。
祖母との会話は いつも 楽しく 怒られても なんだか おもしろかった。
祖母がいたから 姫の今も ある。
今の姫があるから 私とまるちゃんも 幸せにしていられる。

ありがとう ありがとう。
おつかれさまでした。

祖母の好きだった イカの天ぷらと ビールを お供えする。
花瓶一杯のお花が きれいに咲いていた。

まるちゃんの
『(祖母のニックネーム)は  ねんね ねんね ねー 』と
無邪気に笑う姿に 救われる 私たちなのでした。
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